Palm の開発環境

だいぶ前にダウンロードしてあった、prc-tools 2.3 をインストールしてみた。GCC を使って Palm OS 用のプログラムを作成するための開発環境だ。
インストール方法は、ソースコードをダウンロードしてビルドという流れになる。ビルドの方法は、Building prc-tools に書かれているとおりなので、省略。流れを簡単に書くと、prc-tools をダウンロード、bunutils など必要なプログラムをダウンロード、展開、パッチをあてて、configure、make という感じ。configure のときに、--target=m68k-palmos を指定するというところがポイントなのかな。
インストールが終わったら、Palm OS SDK をダウンロードしてインストールする。私が使用しているのは Palm Vx なので、Palm OS 3.5 用の SDK をダウンロードした。ダウンロードするには、ユーザ登録を行う必要がある。また、Mac OS 用の SDK もあるが、これはどうも CodeWarrior 用みたいなので、Unix 用をダウンロードする。3.5 は、3.5 本体と、3.5 Update 1 があるので、その両方をダウンロードして、Update 1 のファイルで 3.5 のファイルを上書きする。
これらのファイルはどこに置いても問題ないようだけど、とりあえず、/usr/local に palmdev フォルダを作成して、その中に sdk-3.5 を作成、さらにその中に include、lib を作って、その中に Incs、GCC Libraries の内容をコピーした。そして、palmdev-prep ユーティリティを使用して、デフォルトの SDK のバージョンと場所を指定。

sudo palmdev-prep -d 3.5 /usr/local/palmdev/

という感じ。