SuSE Linux をインストールしてみた

POPFile のテスト用マシンとなっている、Windows がインストールされたマシン(HP の NetServer E50 というサーバ)に SuSE Linux をインストールしてみた(SuSE Linux にこだわりがあったわけではなくて、なにか Linux を入れようと思ってあれこれ調べていたときに、わかりやすそうなインストールガイドを見つけたのと、POPFile のインストール方法が書かれていたことで、これを選んだ)。まずは製品版ではなく、FTP 版を導入。
インストールの流れは、Novell: SUSE LINUX 9.2 インストールガイドを参考にした。CD や DVD を作成できる環境がないので、フロッピーディスクのイメージファイルをダウンロード(bootdisk1 〜 3 と、modules3 が必要)してフロッピーディスクにコピーし、bootdisk1 から起動させる。フロッピーディスクを使うこと自体久しぶりで、使えるフロッピーを探すのに手間がかかったり、せっかくイメージをコピーしたディスクが読み取りエラーになってインストールに失敗したりとちょっと苦労したが、さしたる問題もなくインストールすることができた。
インストールするパッケージは、どれがどう違うのかよくわからないので、KDE つきの標準パッケージに、開発ツールを追加して、約 2G くらいの容量となった。ディスクの容量を考えるともう少し減らしたいところだけど、どれを落としても大丈夫なのかがわからないし、インストールが済んでから考えることにする。内蔵ハードディスク(4.2G × 2)のうちの 1 本(これまでデータ保存用に使っていた)を初期化して、swap 用に 384M(物理メモリ 192MB )を確保して、残り(3.5G くらいか)を / にした。
インストールには約 2 時間かかった(予想が 2 時間くらいと表示されただけで、そのまま放置していたので実際にかかった時間は不明)。インストールが終わると自動で再起動がかかり、パスワードなどの設定を行う。また、パッケージを最新バージョンにする、オンラインアップデートが行われる。ここではかなりたくさんのパッケージが表示されてどれが必要なのかわからなかったのだけど、とりあえず最初から選ばれていたものと、セキュリティ関係のもの(赤い字で表示されていた)をすべてアップデートした。
インストールと設定が終わると、ログイン画面が表示される。再起動が 1 回だけですむのはいい感じだ。ログインすると、画面の下の方にツールバーのようなものが表示され、デスクトップにはごみ箱などのいくつかのアイコンが配置された。ここまでくれば GUI で直感的に動かすことができるはずだ。
インストールだけでかなり時間がかかってしまったので、今回は Web ブラウザなどいくつかのアプリケーションを動かしてみただけで終わり。ブラウザは、Konqueror というブラウザがインストールされている。これは、Safari が採用した描画エンジンと同じものが使われているものだったはず。少し試してみたけれど、これといって問題はなさそうな感じ。Bloglines がなぜかちゃんと動かなかったけれど、原因は調べていない。また、デフォルトで OpenOffice もインストールされている。バージョンは 1.1.3 だった。こちらも少し試してみただけだけれど、思ったよりさくさく動いた。これは結構いいかもしれない。
それ以外に何がインストールされているのだろうと調べていたら、ゲームがいくつか入っていた。これについてはまた別途。