ATI Radeon 9550 は Core Image 対応

Apple - Mac OS X - Core Image によると、「capable graphics cards」欄に「ATI Radeon 9550」の文字が。同じページの日本語版には、その記述はなかったので対応していないものだと思い込んでいたのだが、実は対応していたようだ。また、9550 と 9200 の Quake3 でのベンチマークによれば、サウンドありの状態で 12%、サウンドなしであれば 23% ほど性能が向上しているということ。
これまで対応として公開されていたグラフィックカードに比べると型番の数字も小さく、VRAM も少ないため、PowerBook G4 などに搭載されているビデオカードに比べれば性能は落ちるのだろうけれど、「さわり」だけでも体感できるというのは魅力だ。また、Extended Desktop のフォーラムによれば、この新しい iBook G4 でも Screen Spanning Doctor が動作したということだ。
それにしても、同時に発表された Mac mini に搭載されたのが ATI Radeon 9200 のままだったというのは解せない。9200 と 9550 のこの違いを知らなければ、「メモリも増えてちょっと買いやすくなったよね」くらいの評価だったのだが、同じタイミングで発表された性能の似た 2 機種においてビデオチップに差があるというのは不思議だ。どうせならどちらも 9550 にして、(一応)Core Image 対応、とアピールすればよかったような気もする。そうしなかった理由は、(アピールについては)期待するほどの性能ではないためか、(Mac mini に搭載されなかったのは)9550 の供給が iBook 用に使うくらいしか確保できなかったのか、9200 がたくさんあまっているためなのか……。