上記パッチを Windows で使う場合
上記パッチを Windows で使うためには、MeCab (mecab-perl) や辞書をインストールする必要がある。インストール方法を簡単に。先に POPFile を終了させ、念のため POPFile とデータをバックアップしてから。
必要な環境は、
動作確認は、
- Windows XP Pro XP2
- ActivePerl 5.8.7 build 815
準備するものは、
- mecab-perl 0.91(ナマズのブログを参考に、ppm を使ってダウンロード、インストールする)
- mecab-ipadic (上記ページを参考に、ダウンロード&展開し、所定の場所にコピーする。環境変数もあわせて設定する)
- MeCab を使うパッチ (SourceForge.jp のパッチセクションからダウンロード)
POPFile から MeCab が使用できるようにするため、Perl モジュールを POPFile/lib 以下にコピーする必要がある。具体的には、
- C:\Perl\site\lib\MeCab.pm → C:\Program Files\POPFile\lib\MeCab.pm
- C:\Perl\site\lib\auto\MeCab → C:\Program Files\POPFile\lib\auto\MeCab
のようにコピーする(デフォルトインストールの場合)。
さらに、上でダウンロードしたパッチをコピーする(念のため、元の MailParse.pm は MailParse.pm.ori などの名前に変更しておく)。
- MailParse.pm → C:\Program Files\POPFile\Classifier\MailParse.pm
ActivePerl がインストールされていない場合は、ppm でダウンロードされるファイルを直接ダウンロード&展開し、上記と同様に POPFile/lib 以下のフォルダにコピーする。
POPFile を起動させる。
よくよく考えたら、MeCab がちゃんとインストールされていなくても(Text::Kakasi を使って)動作するようにしてしまったので、エラーなく動いても MeCab を使っているかどうか確認するすべがなかった……。気になる場合は、MailParse.pm の
print "Use Japanese parser : $self->{japanese_parser__}\n" if ( $self->{debug__} );
という部分を探して、if ( $self->{debug__} ) を消去して、POPFile Message Capture utility(msgcapture.exe)を使って「Use Japanese parser : mecab」という表示が出るかどうか確認を。
時間ができたら、パッチも含めたインストーラを作成するつもり。