POPFile 0.22.5 リリース!

POPFile 0.22.5 がリリースされました。日本語での変更内容。→ダウンロード
今回のバージョンは細かい修正やバグフィックスを行ったマイナーバージョンアップだが、Windows 版のインストーラの改善などが行われている。
個人的に大きいと思っているのは、SSL モジュール関係の改善だ。ひとつは、認証の必要なプロキシ環境でも SSL モジュールがダウンロードできるようになったこと。これは日本語フォーラムで要望いただいたものを、改善方法も含めて本家に提案して実現したものだ。これはうれしかった。もうひとつは、ダウンロードされる SSL モジュールと POPFile の互換性が保たれるようにパッチをオンラインで提供するようになったことだ。これまでは、POPFile がリリースされたあとに SSL モジュールがバージョンアップしたことによって(POPFile がバージョンアップするまで)互換性が保たれなくなってしまうことがあった。今後は、パッチもオンラインで提供することになり、より素早い対応が可能となった。
日本語関係では、文字コード変換処理を変換が不要な場合はスキップすることによって若干の速度改善が行われた。日本語のメールでもヘッダ部分などの処理に効果があると思われる。全体から見れば数%の改善だが、できる改善はできる限りしていくという方針で。他は細かいバグ修正ばかりであるが、分類誤りにつながる可能性のあるものもあるため、重要性は高いと思う。
あとは、Windows Vista 関係でも改善がはかられているようだが、私は使用していないため詳細については不明。おそらく、スタートアップでの起動時にアクセス権がらみの警告が表示される問題等が改善されているのではないかと思うのだが。
細かいところでは、Message Capture utility のショートカットがスタートメニューに追加された。これは不具合が起こったときの対応等に役立ちそうだ。