浜名湖一周

浜名湖ログ


レンタサイクルで浜名湖一周。
近鉄特急とJR新快速(+普通)で弁天島へ。8:30 頃に着くつもりだったのだが、乗り継ぎの時間があまりないのを見逃していて結局着いたのは 9時過ぎ。近いという安心感が油断を生んだか?
渚園にて自転車を借りる。1日500円+保証料1,000円。保証料は借りたところと同じところに返しにくれば戻ってくる。一周するつもりなのでがんばらなくては。借りられる自転車はママチャリばかり。しかも変速なし。どうやら、舘山寺温泉までの往復くらいを目安に設定されているようだ。変速がないのはちょっと心配だが、まあなんとかなる……だろう。地図をもらって 9時半過ぎ(GPS のログによれば 9:35)に出発。
どちら周りが一般的なのかわからないが、なんとなく東側から回ることにした(反時計回り)。歩道が広くて走りやすい。風もなくおだやか。いい感じだ。ちょっと走って橋を渡る。島から脱出というところか。
潮の香りがして、湖というよりはやはり海という雰囲気だ。向こう側に陸が見えるので、湾という感じに見える。もう少し北に行けば広くなるのかな。
浜名湖ガーデンパークの横をとおり、そこから北上。このあたりから左側に見える湖が開けてくる。自転車専用道に別れ、快適な道を走る。変速があればもう少し速く走れそうだが、ゆったりと 15km/h くらいで走る。そういえば少し腹が減ってきた。自転車専用道を走っている限りは店も見つからないだろうし、舘山寺まではがまんがまん。
1時間ほどで舘山寺に到着。コンビニでおにぎりを買い、軽く朝食。少し休憩して出発。動物園の前で曲がり、しばらく走ると、上り坂が見えてきた。湖の周りを走る道なのでそれほどきつい坂はないだろうと思っていたのでちょっとショック。しかもけっこうきつい。しまなみ海道を走ったときよりもきついような……。今回は変速がなかったせいかもしれないけど。
坂を上りきって少し下り、気が抜けたところでまた坂道。あー、今度のは余計にきつい。坂自体はその前の坂の方が長かったかもしれないが、精神的にきつかった。なんかのっけから厳しいなぁ。この道を見る限り、ここまでこの自転車で来ることは想定されていないに違いない。やはり舘山寺温泉まで、だな(汗)
なんとかのぼりきると、今度は下り坂。「こんなにのぼったっけ?」と思うほどの長い下り。湖も見えてきて快適。がんばってのぼったかいもあった。
しかしサイクリングロードの表示は微妙だ。確かによく見れば書いてあるが、逆に言えばよく見ていないとすぐに見逃してしまう。小学校の手前で曲がるはずだったところはさくっと見逃したし。見逃しても県道沿いに走っていけば問題はないのだけど、せっかく道が整備されているのだから表示ももう少しわかりやすくしてほしいなぁ。
しばらくして、地図に書いていない橋(細江大橋)に遭遇。最近できたばかりのようで、地図には載っていなかった。それに気がつくまでにしばらくかかってしまったが、そこをわたれば少し近道になるようなので、迷わずこちらを選択。地図のルートでは、もう少し上流の澪つくし橋という橋を渡ることになっていた。ここまでで、まずは湖の北東の角あたりに到着したことになるのかな。まだ 11時。結構いいペースなのかな。
このあたりからは一部国道を走ったり、ちょっと別れて走ったりという感じ。時々ちょっとした上り下りがある程度でなかなか快適だ。ここまでのルートに比べればちょっと走りにくい(路肩を走るようなところもある)が、このくらいなら特に問題はない。
猪鼻湖をまわるかどうかはちょっと迷ったのだけど、時間もありそうだったのでまわっていくことに。またもぱっと見ただけでは気がつかないような入り口(しかも階段+スロープ)をとおり、北へ向かう。今地図を見てみたら、浜名湖レークサイドウェイという有料道路の横を走っていたようだ。そうそう、このあたりはリゾート地のようで、別荘っぽい建物やら大きなマンションやらがたくさん建っていた。確かにいいところだ。高いところから見たら景色もいいだろうなぁ。
三ヶ日で昼食。浜名湖まで来たのだから、とりあえずうなぎだろう、ということでうな重。店の名前が思い出せないけど、おいしかった。結構車も止まっていて繁盛していたし。
そこからはまたしばらく国道沿いの道。時々別の道に別れて、また戻ってを繰り返す。と、あるところで、少し前に抜いていった人たちが止まっている。その右手には、なんだかすごい坂が……。そういえば昼食を食べながら地図を見たときに「きつい坂」とかなんとか書いてあったが、ここのことなのだろうか? こちらから行くと下りに相当するのであろう場所あたりに書いてあるように思えたので「逆回りじゃなくてよかった」などと思っていたのだが、完全に思い違いだったようだ。地図と GPS を見た限りではやはりこの道らしい。しかしどう見てもこの自転車ではのぼることはできない。これは絶対にこの自転車で一周するということは想定されていない。
走ってのぼるのはどう見ても無理。戻るのもなんなので、あきらめて自転車を引いてのぼる。こういうときはあきらめが肝心だ(笑)。しばらく坂をのぼり(GPS によると高度 34m ほどだった。高さ自体はたいしたことはないが、勾配が)、ちょっときつい坂を少し下るともとの国道に合流。ここは国道を走るのが正解だったのでは……という気もするが、まあネタになったからよしか? しかし本当にひどい坂なので、浜名湖を一周しようとするときには要注意だ。
国道を少し下るとまた湖沿いに出た。しかしここをすぎるとしばらく湖とはお別れ。しばらくは少し内陸の道を走る。このあたりからもかなりわかりにくく、鷲津駅手前あたりで道を間違えた。単に一周するというだけなら国道を走っていけばいいのだが、地図のとおり走るのはなかなか難しい。このあたりは東側よりも余計に不親切な感じ。道も自転車用に整備されているのではなく、国道から別れて走ることのできる道があればそちらをルートに指定した、というような感じで地図を見てもなぜその道にしてあるのかよくわからなかったり。
その後も正しいルートに戻ったと思ったらすぐに間違え……を繰り返しながら弁天島に到着。最後は国道 1号を走るんだったのか。弁天島の駅をすぎて曲がり、渚園へ。ここは朝も通った見慣れた道だ。
渚園到着は 15時半頃。昼食も含めてほぼ 6時間でまわれた。GPS のログによると走行距離は 69.75km となっているが、80km くらい走ったのではないのかなぁ。ま、こんなところだったのかな?
自転車を返して弁天島駅まで戻り、駅前の開春楼というホテルで温泉につかる。1,000円なり。ちょうどいい時間に着いたようで、宿泊客が入って込む前の時間で無事入れてもらた。よかったよかった。風呂に入って 1日の疲れをいやす。さすがに疲れたなぁ……。
風呂からあがると、ホテルの南側の海に夕日が見える。1F からでも結構きれいに見えるので、上の階の客室から見たらもっときれいなんだろうなぁ。そんなことを考えつつホテルをあとにし、あとは夕食だ。夕食は浜松で餃子だ。
弁天島駅のホームにのぼると、また夕日がきれいに見える。太陽でかっ。ここ、なかなかいいところだなぁ。
浜松駅からしばらく歩いたところの店(例によって店の名前を忘れてしまった)で夕食。餃子とご飯のみ。餃子はキャベツがたくさん入っていておいしかった。しかも結構たくさん食べたのに安い。あとで追加もできるということだったので 3人で特大(20個)のあと追加で大(16個)を頼んだ。あー、うまかった。長距離を走って腹が減っていたというのもあるが、おいしかった。
店を出ると 10数人ほどの行列ができていた。食べている間も外で待っている人が見えていたが、こんなに並んでいたとは思わなかった。店に着いたときは並ばずにすっと入ることができたのでこれまたちょうどいい時間だったのかもしれない。今回は結構ついてたのかな。並んでいた人の会話を聞いた感じではどうも何か本に載っている店だったのだそうだ。携帯で適当に調べた割には正解だったのかな。
あとは電車にて家に向かう。さすがに疲れた。家に着いて万歩計を見ると、3万歩を超えていた。これはこれまでで最高記録かもしれない。明日(もしくは明後日か?)、足、痛いだろうな(汗)。


当日のログ