ヒンジが……

iBook Dual USB のヒンジ。買ったときから結構固めで使っているうちにやわらかくなってきていたのだが、このところまた固くて、ある程度以上は勢いをつけないと開けない状態になっていた。それと関連してか、ふたとじでのスリープもしなくなってしまった(うまくツボ(?)を押すとスリープになることも。現在は Cmd+Opt+Eject のショートカットでスリープさせている)。
固いとはいえ一応は開くのでそれほど気にはしていなかったのだが、昨日、ちょっと大きく開こうとしたところ「ばきっ」という嫌な音がしてそれ以上開かなくなってしまった。というか、ヒンジの周りに妙な隙間があき、それ以上動かすとその隙間が広がるだけという状態。どうやらヒンジの固さにその周りのどこかが負けてしまったらしい。その瞬間画面が真っ黒になって「故障か?」と思ったのだが、なぜかショックで(?)スリープモードに入ってしまっただけだった。
そのままでも使えないことはないが、やはりちょっと不便なのでハードディスク交換以来の分解をすることに。前に一度分解しているし、壊れてもまあ仕方ないかという感じで特に何も調べずに分解。ところどころつめを外すのに苦労したが二度目ということもありさくさくと分解することができた。裏側を外し、表側を外し、ヒンジは見えたが、これは、ディスプレイ側も外した方がいいのか? ディスプレイ側も外してみると、思ったよりもかなり華奢なヒンジだった。ペンチで挟んで動かしてみると、右側はなんとか動くが左側は根元の方が動いてしまってまったく動かない。おそらく最初はグリスが塗ってあったのだろうけれど、今は黒いなぞの物体が周りにちょっと見えるだけ。どうにも動かないのでとりあえず油を注すだけ注して一晩置くことにした。
そして今日。一晩置いた効果か、多少は動くようになっていた。ある程度動かしてみてから周りを一度拭いてもう一度油を注し、元に戻す。一晩経ったせいか(?)どのねじがどこにはまるのかほとんどわからなくなってしまったが、勘でねじ止めしていく。
途中、裏側のねじを止めようとしたところでまったく手応えがないのに気がついた。そういえば、なぜかねじ受けの部品が落ちていてどこのだろうと思ったのだった。もう一度外して表側の裏側を見てみると、右側には残っているねじ受けが、左側にはない。しかもその周りのプラスチックがばらばらになってその付近に散らばっている。そのねじはヒンジを固定している部分のひとつ。「ばきっ」といったのはここだったのか。破片はかなり細かく、すべて残っているということではないようなので、ねじ受けだけを接着剤で固定。右側も一応は残っているもののプラスチック部分が一部割れてしまっていたので、こちらも一応接着剤をつけて補強した。
その後も組み立てる間にねじがどれかわからなかったり順番を間違えて手戻りになったりしたものの、なんとか元に戻すことができた(が、なぜかねじが 1 本あまった(汗))。おそるおそる電源を入れてみると、何事もなかったかのように無事起動。問題だったヒンジも柔らかすぎるくらいになった。あまったねじがどこのねじだったのかはわからないが、小さなねじだし、もう一度あける気にもならないので(またどれがどこのねじかわからなくなっても困るし)そのままでいくことに。
しかしやはりそろそろきついなぁ。早く新しい MacBook(じゃなくて MacBook touch とかなのか?)出ないかなぁ。