POPFile 0.21.0 for Mac OS X 10.3.x (Panther) のインストールパッケージテスト中

POPFile 0.21.0 for Mac OS X 10.3.x (Panther) のインストールパッケージをテスト中。私の環境(10.3.2)でしかテストしていないけど、興味のある方はお試しを。うちでは順調に動いている。
前に公開した、0.20.1+日本語パッチのインストーラに比べて、いくつか改善してみた。

  • 起動したときに自動的に POPFile が起動するようになった

CVSmac ディレクトリにあった、起動用のスクリプトを利用させていただき、自動的に POPFile が起動するようになった。これで、Terminal やほかのツールを使う必要がなくなって、今までに比べれば使いやすくなったはず。

  • Perl モジュールの格納場所を、Windows 版と同様に「lib」フォルダに変更

0.20.1 の時には、Perl モジュールを /Library/Perl/... に保存していたが、今回から POPFile フォルダ内の lib フォルダに格納するように変更した。これで、Perl がバージョンアップしても一応大丈夫……になったつもり。格納場所の指定は、perl の -I オプションで指定しているだけ。

0.21.0 から追加されたマルチユーザ機能については、特に処理をしていないので使用できない。ユーザごとに環境変数をコントロールすればいいのだけど、今やっている起動方法は、(おそらく)ログイン前に POPFile を起動してしまっているので、今のままでは対応が難しそうだ。

前のバージョンのインストーラと同じ場所(/Library/POPFile)にインストールしているので、バージョンアップの場合は、初回起動時にコーパスが自動的に変換される。コーパスの大きさによってはしばらくかかるので、最初は少し待たないといけないと思う。

POPFile をほかのディレクトリで動かしていた場合は、インストール後に corpus フォルダとpopfile.cfg などを /Library/POPFile にコピー(root 権限が必要なので、Terminal で sudo cp popfile.cfg /Library/POPFile/ などとする)すれば ok だ。この場合も、初回起動時に変換される。

再起動せずに POPFile を動かしたい場合は、Terminal を起動して、sudo /Library/StartupItems/POPFile/POPFile start とする。

このインストールパッケージについてなにかあれば、コメントください。