Open Source Development With CVS

amatubu2004-12-05


POPFile 本家フォーラムにて、CVS について学ぶのにいい情報はないかとたずねてみたところ、Scott に Open Source Development With CVS というページを教えてもらった。これは、同名の本の一部が GPL で公開されているもので、GPL となっている章は CVS 自体についてのことが、それ以外の章にはオープンソース開発に CVS を利用する場合の方法について書かれているということだ(というかそれが本のタイトルそのもの)。CVS について学びたいだけならば、GPL の部分だけを読めば一通り理解できそうだ。こういう文書が無償で公開されているというのはすばらしい。
ということで途中まで読み進めてみたのだが、やはり英文ということもあってなかなか進まない。と、ふと、原文が GPL で公開されているならば、誰かが日本語に翻訳して公開しているかもしれないと思い、検索してみたところ、The CVS Book 日本語訳 というページを発見。「ひどい訳」と書かれているが、2 章の半分くらいをざっと読んでみた感じではそんなことは感じなかった。気になるところがあれば原文を参照することができるので、実用上は問題なさそうだ。
まだ「A Day With CVS」を読み終わったくらいのところだけど、わかりやすく書かれていて読みやすい。最初のコンセプトを説明したところ(開発者A, B, C の話)は笑ってしまった。今までわけもわからずに使っていたコマンドやオプションの意味がわかってくるとだんだんおもしろくなってくる。pserver とか co とか、まるで呪文のようだった文字列が、password-authenticated server や checkout のことだとわかると、「そういうことだったのか」という具合だ。
ちなみに、上記の本は、CVSによるオープンソース開発 というタイトルで日本語訳が出版されている。原書とは章の構成が若干違うようだけど、GPL の部分を読み終えたら読んでみようかなぁ。