古い OS にも対応した配布形式

IconParty の Classic 版を配布するにあたり、以前 .Mac で無償配布されていた DropStuff を使っていたのだけど、どうも StuffIt Expander の一部のバージョンでこれを展開すると文字化けが起こってしまうらしい。英語版だったのが問題なんだろうか。どんな環境でも問題なく使用できる形式というとほかにどんな形式があるんだろう。Mac OS X でネイティブで使用でき、Mac OS 9 でも問題なく使用できる形式としてはどんな選択肢があるのだろうか。
まず思いつくのは DropStuff の日本語版。が、よく見ると、「対応形式:StuffIt X 形式(.sitx)、Zip 形式(.zip)、Tar 及び BZip 圧縮形式(.tbz)、Tar 及び GZip 圧縮形式(.tgz)、Tar 及び Unix 圧縮形式(.tar.Z)」とある。古いバージョンの StuffIt Expander でも展開することができる StuffIt 形式(.sit)には対応していないのだ。これに対応しようと思うと、StuffIt Deluxe を買わなければならないようだ。IconParty など Mac OS 9 用のソフトを配布するためだけに 10,200 円というのはちょっと厳しいなぁ。
Mac OS 9 時代には、LHA 形式を使っていたこともあったが、Mac OS X に対応していてリソースフォークや日本語ファイル名が正しく扱えるアーカイバは存在しなさそう。その前は CompactPro を使っていた時期もあったけれど、これも Mac OS X に対応はしていないようだ。
ほかの選択肢として考えられるものは、ディスクイメージ形式くらいかな。これも複数の形式があってややこしいが、NDIF 形式というのなら古いバージョンの DiskCopy でも開くことができるのだろうか。しかしこれも、Mac OS X で作成したものを Mac OS 9 で開くと日本語のファイル名が文字化けする(おそらく Mac OS X で作成するとファイル名がユニコードで保存されるためであろうか)という話があり、微妙だ。
あれこれ探してみていたら、Nekocan@mac というページでいろいろなアーカイバが紹介されているのを見つけたのだけれど、ざっと見たところでは、Mac OS X にも Mac OS 9 にも対応していて、リソースフォークや日本語ファイル名を問題なく扱えるソフトというのはなさそうな感じだ。やはり StuffIt Deluxe を買う以外に手はないのかしら……。