POPFile 1.0.0 RC1 公開

本家フォーラムにて、POPFile 1.0.0 RC1 が公開された
POPFile はこれまで長い間 0.x.x というバージョンで公開されてきたが、十分安定しており、もうベータ版と呼ぶのはふさわしくないだろうということで、ついにバージョン 1 としてリリースされることとなった。そのリリース候補版である 1.0.0 RC1 が今回公開された。
今回のバージョンは内容的には POPFile 0.22.5 からのマイナーバージョンアップだが、いろいろと改善が加えられている。
詳しくはリリース後にリリースノートの翻訳+αという形で書く予定だが、主な変更点は以下の通り。

  • 日本語パーサの改善

日本語の分かち書きに、MeCab、辞書や外部モジュールを使用しない内蔵パーサを選択できるようになった。Windows 版のインストーラでは、インストール時にこれらを選択することで自動的に必要な辞書・外部モジュールがインストールすることができる。

  • IMAP モジュールの改善

IMAP モジュールが改善され、バケツがたくさんある場合などでも問題なく動作するようになった。また、GmailIMAP サーバのメールも分類することができる。

POPFile のインストール後に簡単に SSL モジュールを追加することができるよう、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」からモジュールのダウンロード・インストールができるようになった。上記の日本語パーサについても同様にインストールすることができる。

  • パフォーマンスの向上

メールの分類におけるパフォーマンスが向上した。

他にもいくつかの改善・修正が行われている。日本語化サイトで公開していた日本語パッチのテスト版に含めていた改善もほぼ実装した。
動作テストに協力いただける方を募集中。テストした方は、動作した/しないに関わらずフォーラムまで。