POPFile 1.0.0 RC2 公開

昨日 RC1 の話を書いたばかりだが、少し前に RC2 が公開された
RC1 からの変更点は、テスト中の IMAP モジュールの内容が更新された(機能的には変更なし、エラーチェックコードが追加された)こととリリースノートが更新されたことのみ。1.0.0 リリースに向けてやるべきことはほぼ終わったと思われるので、何か問題が見つからなければ近く正式版としてリリースされる見込み。

IMAP モジュールと Gmail との組み合わせはなかなかいい感じだ。Gmail の取りこぼし spamspam にちゃんと振り分けてくれるし、間違って spam にされてしまったメールが自動的に復活してくる。POPFile が分類を間違えたときは Gmail 上で「Report Spam」や「Not Spam」で正しく修正してやればバックグラウンドで勝手に学習している。これはなかなか気持ちがいい。IMAP モジュールのテスト用に新しく作ったコーパスだが、もう少し学習が進めば、「ちょっと賢くなった Gmail」が何の意識もなく使えるようになりそうだ。

ちなみに Gmail には「フォルダ」という概念がないので、代わりに「ラベル」を使うようだ。POPFile では、バケツとラベルの関連づけを行う形で設定する。Gmail であらかじめ設定済みのフィルタはそのままにしておいて、フィルタでつけられたラベルは監視対象としないことにした(従って対応するバケツもない)。