POPFile 1.0.0 RC2 の Mac OS X 版

Mac OS X 版も公開POPFile で使用するためのMeCab のインストーラも)。今回から、開発(?)環境が Leopard になったためインストーラパッケージの作成方法を変更した。これまでは PackageMaker の GUI 版を使ってその都度作成していたのだけれど、だんだん面倒になってきたのとバージョンがあがる度にインターフェースがどんどん変わってしまって何がなんだかわからなくなってしまうので、コマンドラインで自動化できるようにシェルスクリプトを書いた。モジュールのバージョンアップ時の対応など、まだ手作業が必要な部分もあるが、最後の作業がかなり簡略化された。
Leopard になったことによる弊害(?)も。Perl モジュールをユニバーサルバイナリで作成するために、以前書いた Config_ub というモジュールを使っていたのだが、Leopard からは、なぜか ppc7400(PowerPC G4?)以降でないと動作しないバイナリが生成されるようになった。これまで通り「-arch ppc」という指定ではだめなようなので、仕方なく「-arch ppc750」と書くことにした。こうすれば PowerPC G3 でも(G4 でも)問題なく動くようだ。
また、DBD::SQLite のビルド時に、何も指定しないと /usr/lib/libsqlite3.0.dylib に依存したバイナリが生成されてしまい、Panther で動作しなかった。これは Makefile 作成時に、

perl Makefile.PL USE_LOCAL_SQLITE=1

とすれば回避できる(DBD::SQLiteソースコードに含まれている sqlite が使われる)。