続IMAP.pmを使ってみる

昨日 IMAP.pm の話を書いたら、ちょうど新しいバージョン(v6)にアップデートされたので、さらにその話。新しいバージョンは、フォーラムのメッセージにも書かれているように、いろいろと変更されている。また、このバージョンから、CVS からも入手できるようになったので、CVS から更新されたファイルを一度に入手するのが楽だろう(今回のバージョンは、Loader.pm も更新する必要があるようなので)。
変更点については、上記メッセージに書かれているとおりなのだが、大きな点としては、

  • プロキシではなくなり、POPFile サブディレクトリに置かれるようになった(なので、Proxy フォルダの前にファイルは削除する)
  • imap.cfg という設定ファイルは必要なくなった(なので、もう一度設定する必要がある。設定は、popfile.cfg の imap_bucket_folder_mappings にまとめて保存されるようになった)

というところ(他の変更点については、上記メッセージを参照のこと)。
まず、プロキシでなくなったことにより、id:amatubu:20040514 で書いた、「管理者権限でないと動かない」という制約はなくなった。このバージョンから、ユーザ権限でも普通に動かすことができる。
次に、imap.cfg がなくなったことによって設定をし直す必要がある。私の環境では、前の設定をそのままにして動かしてみたのだけど、設定タブを開くと分類されたメッセージの移動先のフォルダを選ぶものがひとつしか出てこなかった(うちでは、現在6つのバケツがあるので、6つ出てくるはず)。これは、Refresh list of folders の、「now!」をクリックすることによって解消された。そこで、前回と同じように spam バケツに分類されたメッセージを spam フォルダに移動させるように設定した。

ということで、現在のバージョン(v6)では、CVS から入手して、普通に動かして、設定する、というだけで使うことができる。個人的には、テストするのに管理者権限がいるのは面倒なので、そこが改善されたのがうれしい。