知多半島半周?

Boardwalk とともに知多半島へ。名鉄河和駅まで電車で行き、そこから知多半島をぐるっとまわって常滑からセントレアに渡り、船で帰ってくるというルート。自転車での走行距離は 45km くらいの見込み。
家で何度か試してみた成果か、駅での折りたたみはスムーズに行うことができた。まあ、ハンドルを少し上げてサドルを少しおろしてから、ハンドルを倒して本体をたたむだけなのでもともと簡単なのだけど。どちらかというと、たたんだあと袋をかぶせる方が時間がかかったかもしれない。
自転車をたたんだら、切符を買って改札を通る。ちょっとどきどきしたが、なんということもない。少し持つだけならばそれほど重たいとは感じなかったが、持って歩くとなるとやはり重たい。上からかぶせるだけの袋なのでタイヤを転がしていくこともできるのだけど、高さが微妙であまり持ちやすくないのと袋がだんだんめくれ上がってきてしまうという問題が。短い距離ならば持って歩けないこともないが、長距離持ち歩く必要がある場合には何か考えた方がよさそうかな。
電車の中ではちょっと邪魔だけどそれほど混んでいなければ問題はなさそうだった。高さはあまりないが、幅が結構あるのでうまく置ける場所を探す必要があるけど。自転車はなんとか置けたが、座る場所はなし。あの荷物を持っていたら座席を探すのは難しい。結局 1 時間立ちっぱなしになってしまった。座りたいときには指定席で行くのが正解かな。
天気予報は曇りだったので大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、電車に乗っている間に雨が降ってきた。名鉄に乗り換えてからも降ったり止んだりで微妙な天気だ。すごい勢いで降ることもあり、こんなに降られてはどうにもならない。河和に着く頃には止んでくれることを信じて進むしかない。
河和駅には 11:20 頃に到着。雨は、止んでいる。やはりこれは日頃の行いが……(違)。ま、それはともかく、自転車を元に戻して出発だ。まずは師崎を目指して国道 247 号を南下。ところどころ国道を避けて海沿いの道に行こうとしたのだが、すぐに行き止まりだったり国道に戻ってきてしまったりでなかなかうまくいかなかった。国道は交通量が意外と多く、トラックも結構走っていてあまり走りやすくはなかった。所々で海が見られるのが一応救いか。ずっと向かい風だったのと高低があったのとで最初から体力を使ってしまった。
12 時少し過ぎ、師崎港の少し手前で昼食。出発からまだ 12.5km くらいしか走っていないが、ちょうどいい時間だし、なにより疲れた(笑)。うまいものでも食べて少し休憩しよう。名前は忘れてしまったが、コンビに(サークルK)付近の店で昼食。1,050円コース。腹が満たされたらぼーっと横になりたくなってきたが体力は回復した。さあ、再出発。
岬へと向かう道あたりを過ぎると今度は追い風だ。海沿いで道も快適。コース設定は適当だったのだが風向きを考えると正解だったようだ。逆回りにしていたら大変だったろうなぁ。先ほどまでとはうってかわってさくさくと進む。海岸線沿いは潮干狩り客でいっぱいだった。若松の海水浴場からは遠くに空港を見ることができた。見えると思っていなかったので驚いた。やはり近いのだなぁ。その後も時々空港が見え、どんどん近づいているのがわかった。目的地が見えるというのは励みになる。
常滑港を過ぎ、りんくう常滑駅へ向かう。道がよくわからなかったが名鉄の高架をたよりに駅へ。途中一部 geko をつけ忘れていてちょっと飛んでしまったが、河和からの走行距離は 46.8km。ほぼ予定通りだ。
駅で自転車をたたんで時間を見るとちょうど電車がいってしまったところ。空港へ向かう電車は 1 時間に 2 本。30 分待ちだ。近くのコンビニで時間をつぶす。走っている間は快適な自転車も、たたんでしまうとただの荷物だ。駅の目の前にあるコンビニに向かうだけでへとへと。
セントレアで風呂に入る。自転車をどうしたものかと思ったが、案内所で聞いたら 18 時までならば一時手荷物預かり所で預けられるとのこと。カートに載せれば 1 カート 500円(後払い)。空港なので大きな荷物を運ぶのも便利だ。空港に着いたらすぐにカートに載せればよかったのか。無事自転車を預け、風呂へ。風呂は 1,000円で貸しタオル込み。タオルが借りられるのを知っていればもう少し荷物を減らせられたのか。中はそれほど広くはないが、飛行機を結構近くで見ることができるというのはおもしろい。その向こうには夕日に照らされた海。裸眼ではあまりよく見えないが、なかなかいい光景だ。なにより、疲れたときの風呂は最高だ。
風呂をあとにして高速船乗り場へ向かう。乗り場の近くまでカートを持っていくことができるということなのでころころ……。なんて楽なんだろう。これはちょっとコロが欲しくなるなぁ。船に自転車を乗せるときには乗組員の方も「自転車ですか?」と驚いた様子だった。そりゃ、自転車を乗せる人はあまりいないか。それでも大きな荷物を積み込むのはお手の物。自転車を預けて適当な席に座る。しばらく船内誌を読んでいたのだが、急激に眠気が襲ってきて気がつけば眠っていた。空港から津まではたったの 40 分。少し寝たかなと思えばあっという間に到着だ。
港からは再び自転車に乗り、途中で夕食をとり、帰宅。駅と港への行き帰りを含めれば 50km 以上は走ったことになるのかな。後半は追い風だったおかげでそれほど足に疲れはなかった。それよりも自転車を持ち歩いたことで腕が痛い。こっちの方がダメージが大きいなぁ。
雨が心配された天気も、曇りどころか晴れてきて、手や額を少し日焼けしてしまったほどだった。それでも暑くも寒くもなくちょうどよい気候。花粉の季節もそろそろ終わりだし、いい季節になってきたな。